自然とかわいいものが好きな&癒されたい人におすすめの、こでかけスポットの東京・武蔵八日市の『深沢小さな美術館』。
東京の中心部から1時間30分程度で行ける、日帰りの遠出に超絶おすすめの小さな小さな森の美術館『深沢小さな美術館』。
ここがほんとうに東京?!っというぐらい、自然豊かで、近くには渓谷もあって、癒しのお出かけ&デートスポットです!
NHKで放送されていた人形劇「プリンプリン物語」の人形デザインと制作をしていた造形作家・友永さんの作品が展示してある、友永さん手作りの自宅兼アトリエでもある小さな美術館です。
私は世代的にすこし下(30代)なので知らなかったけれど、少し上の世代(40代&50代)の方には有名な&なつかしいもののようです。
『プリンプリン物語』(プリンプリンものがたり)は、1979年4月2日から1982年3月19日 までNHK総合テレビで放送された人形劇。主人公の少女プリンプリンが、まだ見ぬ故郷 を探し求めて仲間たちと旅をする、ミュージカル仕立ての物語である。全656回。
(wikipediaより)
『深沢小さな美術館』は名前のとおり、ほんとうにちいさなちいさな美術館。森の中にあります。
小さなカフェも併設。
すごくこの土地の雰囲気にあっていて、世界観がある空間だなぁとおもったら、友永さんが8年をかけてつくりあげた手作りの建物でした。さすが作家さん。
美術館の展示ルームは、撮影禁止との看板があったので写真がないけれど、動画ですごーーく雰囲気が伝わるページを見つけたので、ぜひ見てみてください♪
京都から東京へ遊びに行った5月のある日、お天気も良さそうだったので、どこか自然たっぷりの場所にすこし遠出したい!!と思ったときに本で見つけました。
『東京のちいさな美術館めぐり』という素敵な題名の本の表紙にもなっている美術館。
わたしは『東京のちいさな美術館・博物館・文学館』(こちらも魅力的な定番以外の美術館たくさんで見応えあり!)という本をよんで、実際に訪れてみたいとおもい、すこし早起きをしてむかしました。
余談ですが、この本たち、定番というよりもすこしだけマニアックな、穴場的な美術館や博物館ばかり載っています。
小旅行気分で訪ねたいところが他にもたくさん!
超有名所じゃない小さな穴場的なところがたくさん掲載されているので、人混みが苦手な人(←わたし)にもおすすめ!
『深沢小さな美術館』への行きかたと、道中の道案内人「zizi」
都内から電車をのりつぎ、最寄り駅であるJR「武蔵八日市」駅から降りて、今回は徒歩でむかいます。
徒歩でむかうときにおでむかえしてくれる、この木でつくられた顔のあるオブジェは「zizi」というこたち。
かわいい・・・!
ziziが美術館までの道案内をしてくれるのです!
車でさくっと向かうこともできます。
が、ちょっと距離はあるけれど、歩いて自然の中をゆっくり向かうのがオススメ。
このziziが、道中に点在しているので、ziziを探しながら歩くと、長時間の山の中のお散歩が一段とたのしくなります。
ここからしばらくziziの写真が続きます。
ziziもういいわー!って人は、カフェのところまでずーーーとスクロールして飛ばしてください(^^;)
途中にある、キャンプ場「深澤渓 自然人村」の看板の横にもzizi。
ziziを探す旅になってきました・笑
この「自然人村」のキャンプ場に来て、ちょっとしたお出かけで『深沢小さな美術館』にふらりと行ってカフェでお茶をするのも素敵かも!(カフェの魅力は最後の方でたっぷり伝えます!)
この日(5月のGW中)も、キャンプ場から子供達のたのしそうな声が聞こえてきました。都内からも近くて自然も豊富な場所なので、人気のキャンプ場なのかな?
横顔zizi。
赤い帽子としろいひげ、緑のたれ目、横のおてては共通だけど、どれも違う表情のzizi。
ゆっくりziziを探しながらあるくと約1時間15分。(わたしは写真を撮りながらゆーーくりきたのでこのくらいかかりました。)
じゃんじゃんあるくと約50分。
車でぴゃっとくると約12分。
『深沢小さな美術館』の魅力は建物と雰囲気と人!
やっと「深沢小さな美術館」の入り口に到着!
入り口にももちろんziziと、そして看板。
入り口からして素敵な雰囲気!わくわく!!
車で来た方は駐車場
新緑のみどりがきれいな時期に訪れたけど、真夏も涼しそうだし、紅葉の季節もよさそう!!
そして入り口からさらに奥へすすすみます。
右の赤い扉が、カフェの入り口。
左の緑色の部分は、カフェの窓部分。
カフェの入り口のさらに奥の、右側にあるこの扉が、美術館の入り口です。
入り口の扉の取っ手の部分にも、ちいさな小さなかわいいziziがお出迎え!
カフェの入り口も、美術館の入り口も、建物の装飾も、自然が奏でる曲線でできています。
なんだかガウディを思い出させる造りのたてもの。
カフェ
美術館併設のカフェ。
テーブルも、イスも、窓も、ぜーんぶ木で出来ています。
天井も壁もどこもかしこも曲線のゆるやからやさしいライン。
こんな素敵な美術館併設のカフェに出会ったことはないと言い切れるほど、ほんとうに唯一無二の特別な空間。
カフェの奥にはちいさなお庭があって、池のすぐ横には屋外の緑の中ですごせるテラス席もあります。この池の水槽も、友永さんが作ったもの。ほんとうに何から何までこだわりの空間。
ジャンルは違えど、モネの池&庭をこだわって作っていた画家ジャン・クロード・モネと通じるものを感じます。芸術家さんのこだわりってすごいですよね。
だからこそ、見る人を圧倒する何かが作品に宿っているのかもしれません。
ちなみに、カフェを先に利用した場合は、カフェの奥のお手洗いの横から美術館に入ることができます。
カフェは、友永さんのおくさまがサービスをしてくださっています。
友永さんもおくさまも、ふたりとも本当に気さくな方で、カフェの別の席にいらっしゃった家族連れのグループの方とお知り合い?だったのか、仲良くお話をされていました。
展示のある「美術館」スペース
美術館の中は、カフェや外観とおなじく、やわらかい曲線でできた唯一無二の空間。
その友永さんの作った大切な空間に、大切な人形や木彫、木版画が飾れらています。
私は、和紙を使ったきのこ型?のふしぎなオブジェが気に入りました!
絵画や彫刻、人形など、芸術にうとくても楽しめる雰囲気。
実際、私も一番楽しかったのは、美術館に向かう道中とガウディみたいな建物を写真に撮っていた時でした。
ちょっと不純な動機かもしれませんが、作品=展示してあるもの だけではないと思うので、美術館の建物&空間や道中のziziを追いかける空間までを友永さんの「作品」として楽しむのもありではないでしょうか?
「深沢小さな美術館」
○開館時間 10:00ー17:00
○休館日 水曜&木曜日
※冬期:12月から3月は路面凍結の関係で休館。
・入館料 大人500円・小中高校生200円
※カフェだけの利用は入館料不要
〒190-0172 東京都あきる野市深沢492(MAP)
TEL:042-595-0336
○駐車場あり(7台)
“東京・横浜からの所要時間めやすと行き方のまとめ”
<電車>
- 渋谷駅から約1時間30分〜2時間 800円
JR山手線(新宿方面行)→新宿下車/JR中央線各(停高尾行)→立川下車/JR青梅線(武蔵五日市行)→武蔵五日市下車 - 東京駅から約1時間30分 920円
JR中央線中央特快(高尾行)→立川下車/JR青梅線(武蔵五日市行)→武蔵五日市下車
- 池袋駅から約1時間30分 800円
JR山手線(新宿方面行)→新宿駅下車/JR中央線中央特快(高尾行)→立川駅下車/JR青梅線(青梅行)→拝島駅下車/JR五日市線(武蔵五日市行)→武蔵五日市駅下車
- 横浜駅から約2時間 1020円
東急東横線急行(森林公園行)→武蔵小杉下車/JR南武線(立川行)→立川下車/JR青梅線(青梅行)→拝島下車/JR五日市線(武蔵五日市行)→武蔵五日市下車
<車>
- 渋谷から 1時間〜1時間30分
- 東京駅から中央自動車道経由 1時間〜1時間30分
- 池袋駅から中央自動車道経由 1時間30分〜2時間
- 横浜から首都圏中央連絡自動車道(茅ヶ崎から大栄)経由 1時間〜2時間
この「深沢小さな美術館」に行きたい!と思ってくれた、建物好き&定番はものたりない人はぜひこちらのブログもどうぞ。
▶東京・蔵前のお宿「nui.HOSTEL &BAR LOUNGE」が楽し過ぎた!」
「深沢小さな美術館」とあわせて行きたいおすすめスポット
蕎麦屋「忠左衛門」&製麺所「寿美屋」
もうひとつのおすすめ!
最寄り駅の「武蔵五日市」駅からほどちかいお蕎麦屋さん『忠左衛門』さん♪
徒歩5分ぐらい。
創業150年の老舗製麺所「寿美屋」さん併設の人気のお蕎麦屋さんです。
こちらの製麺所のほうで、蕎麦やうどんなど、自家製の製麺がお手頃価格で買えます!
必ずお土産&自分用に買いましょうー!
製麺所の営業時間(9:30~18:30)内であれば、購入品をお店で預かっておいてくれます。やさしい!
私たちは、このブログで紹介した通り徒歩で「深沢小さな美術館」に行く予定だったので、購入時にお店の人に相談し、預かってもらいました!
日本酒とおいしいお蕎麦&季節野菜の天ぷら。
水がおいしい場所は、お蕎麦がおいしい!!!
人気のお店なので、早めに行くか、少し並ぶ覚悟で行くことになります。
私は、並んで待っている時間に、製麺所で買うものをじーーくり物色して過ごしていた。待ち時間も結構短く感じました。
並んじゃった場合はお土産物色タイムにするのがおすすめ♪
寿庵『忠左衛門』
〒190-0164 東京都あきる野市五日市64(MAP)
○JR「武蔵五日市」駅から徒歩5分。
車の場合は、中央道八王子インターより25分/圏央道日の出インターより15分
○TEL 042−595−2438
○営業時間 11時~14時30分・16時30分〜19時30分(ラストオーダー19時)
※営業時間内でも蕎麦なくなり次第閉店することもあり。
○定休日:水曜日(祝祭日は営業)
秋川渓谷「瀬音の湯」
秋川渓谷「瀬音の湯」に立ち寄るのもおすすめ。
今回は時間がなかったので(この日に 深沢⇒東京⇒京都 まで帰る予定だったので。)行けなかったけれど、武蔵五日市駅からバスで15分ほどなので、深沢までせっかくきたらゆっくり過ごせる温泉もいいなぁと。
無料の足湯もあるので、
・ゆっくり癒されたいひとは温泉に入浴
・ふらりすこしだけ癒されたい人は足湯
というのも良いです!
秋川渓谷「瀬音の湯」(MAP)
〒190-0174東京都あきる野市乙津565番地
TEL
○営業時間 10:00‐22:00(21:00受付最終)
○定休日
○料金 大人900円(3時間)・子供450円(3時間)/延長1時間毎に料金追加
○駐車場 135台
おしまい。